忍者ブログ
キャッシング情報ブログ
[19] [18] [17] [16] [15] [14] [13] [12] [11] [10] [9]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

洋間に畳 多目的空間
 
 日本の住まいの伝統的素材である「畳」を使った暮らしが、新たな人気を集めている。フローリングの住宅が多くなっているなか、カーペット風に使える置き畳などの種類も増えてきた。多目的に使える畳は、空間の有効利用にもなるようだ。

 東京都世田谷区の会社員、野中亮一さん(51)宅では、居間の一角にある6畳の「畳スペース」が一日中、大活躍だ。フローリングの床より35センチ高くなっており、日中は2歳の三男が遊んだり昼寝したりするほか、食後は横になってくつろげる。夜は「畳スペース」の下に収納された布団を敷き、ふすまを出して寝室になる。時には、客をもてなす空間にも早変わりする。

 「畳があると部屋の空気が柔らかくなります。ソファなどの家具はなくて済むし、肌の当たりが優しいので子育てにもいい」と妻の祐子さん(45)は話す。

 洋風の部屋にも似合うおしゃれな置き畳が増えている(東京・新宿のリビングデザインセンターOZONEで) 畳の下が収納スペースになったほか、畳の表面を風が通り湿気がたまらないので、畳を干す必要がないという。

 「食後は床でゴロゴロしたい」という亮一さんの希望を受けて、設計した建築家の丸谷博男さんは、「畳は板の間より温かみがあり、様々な用途にも使える。底面をやや高くすれば、テーブルに座る人とも同じ目線で話せて圧迫感もない」と話す。

 野中さん宅では、縁のない畳を使いリビング全体の一体感を大切にしている。畳は1枚1万~1万5000円程。既存の住居でも、こうした畳の空間を50万円程で後から作ることができるという。

 和室は無理でも、畳のある暮らしを楽しみたいという人が、若い世代を中心に増えているようだ。

 東京・新宿にある「リビングデザインセンターOZONE」のインテリアコーディネーター、星崎明美さんは「畳で育った40歳代以上と違い、若い人たちには畳が新しい素材として新鮮なようです」と話す。また、「ソファがあるのに、結局床に座ってくつろぐ人が多いようです。畳に座る暮らしの良さが見直されています」と言う。

 最近は、縁なしや様々な織り柄入りの畳、クッション材を使った軽くて扱いやすい置き畳など種類も豊富になった。置き畳なら、縦横85センチ程の正方形が一般的で、カーペットのように床に置くだけで使えるため、工事もいらない。

 ダークグリーンや焦げ茶などシックな色彩の置き畳も出ており、「フローリングの居間でも違和感なく使える」と星崎さん。「畳の空間を作ったら、家族が集まって過ごすだんらんの場になったとも聞きます。和室を作るなどと気負わず、カーテンやカーペットを選ぶ気持ちで取り入れてみて下さい」と助言する。

(2007年5月29日  読売新聞)

〔PR〕
 ホームズ

 イケア

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索